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2015.09.20 17:31|旅行記〜ベトナム
今回のサパ訪問では、幸運なことに
少数民族の研究をしている方へ
ガイドをしてもらうことができました。

急速に移り変わり行くサパの街、
少数民族の暮らしについて、
私たちが感じたまま、聞いたままを
まとめておこうと思います。



まずサパに着いてすぐ
物売りの子たちがバスを待ち受けていました。


私たちにロックオンしたのは、
赤ちゃんを背負った若めの女の子。


日本人と分かれば日本語で
あいさつやコミュニケーションをとります。

売り物は、ミサンガやブレスレット。
魅力を感じる物ではないので
買う気もおきません。

こういうお金の稼ぎ方でない
別の方法があれば、と強く思いました。


そして、この物売りの
ひとつの要因であろう場面に遭遇。


モン族の村へ訪れた時、
ツアーの車が停まるや否や、
遠くからモン族の子供達が駆け寄ってきました。


ガイドさん曰く、この子たちは
学校へ行っていないそうです。

正確には、
親たちが学校へ行かせていない。
必要性を感じていないのだそう。

それは、
親世代が教育を受けていないから
教育の必要性がわからないとのこと。

少数民族に教育を与えるべく
ベトナム政府が立派な学校を作り、
無料で通えるのに。。。
(一般のベトナム人は有料)

非常にもったいない。
ガイドさんもはげしく憤慨していました。


最低限の教育を受ければ、
違ったカタチの稼ぎ方もできるのに。

ガイドやホームステイ受け入れのお家は
モン族の中でもリッチな方なんだとか。


モン族の貧困はベトナム国内でも
問題視されているそうです。


教育という部分でもうひとつ。
読み書き。


物売りしているおばちゃん達、
計算はできるけど数字が読めず、
電卓で数字を見せたらフリーズしていた。

そんな場面が多く目に付きました。


言葉も英語が話せる話せないで
大きく売り上げも変わってしまいそう。


こんな具合に、
コミュニケーション能力=生きる術。
教育と現金収入を得る力が比例しているように感じました。


あと、ハード面では、
5つ星ホテルが建設されたり、
街中もあちこち建設中だったり、
サパの観光産業に力を入れている様子。


そのための電力が必要で、
小さな村の近くにダムを建設。


その影響で村の建物の多くが壊れ、
山からの水も少なくなり、
その村は移転せざるを得なくなったという。


移転した村へ行く途中、
ダムの上の山は崩れ、
新しい道路の斜面も大規模に崩れ、
あちこちで山が壊れていた。。。


観光産業が栄えることと、
自然破壊は連動していました。


壊したくて壊しているのではない
それだけに残念です。


人の営みと自然の営みが
調和しているからこそ
美しいと感じるのに、ね。

開発が急速で大規模だけに、
その分自然へのダメージも大きいのです。



そして、
ガイドさんによると
5年くらい前までは欧米から、
昔ながらのサパの暮らしと景色を求めて
観光に来ていた。

けれど、少数民族の人たちが
安易な中国製お土産を仕入れて
どこでも同じようなチープなものを
売り始めて海外からの観光客が激減したとのこと。


メイドインChinaな土産物売りの
あの光景はほんとうにがっかりした。

こんなもんか。。。
そう思って、二度と来ないなんて
もったいない場所なんです、サパは。


こんなにたくさんの人が民族衣装を着ているのは、サパぐらい。

他の村では、普段は普段着の洋服を。
儀式など特別な日だけ、伝統衣装を着るのだそう。


だから、
いつでも民族衣装を着ている
サパはほんとうにすごいんだ!と
民俗を研究しているガイドさんは興奮気味に話してくれました。


誰にも評価されず、何百年もその伝統衣装が続いてきた。これもものすごくすごいこと。

自らの衣服を自給する暮らし。
その素晴らしい技術はもはや芸術の域。

村の人から見たら、それは日常的で
なんの変哲もないのだろうけど、

外から見た私たちにとっては
それがものすごく価値のあることで、
そのひとつひとつに感動すら覚えるのですから。


その事を伝えたい。
そして、行き届かない教育を、
手仕事と共に何か提供出来ないかと
すぐに紐付いてしまうのです。


たぶん、私たち。
モン族の人たちと一緒に何か作ると思う。


今回のパンツのオーダーは、
その始まりだと思っています。

よきことは良いと。


途中の山肌に同じ様な規格の家が
いっぱい建設されていたので
宿泊施設かと思ったら

ベトナム人のお金持ちや欧米人が
避暑地の別荘的な感じで購入し、
少数民族の女子と結婚して住むのだそう。

あーーーーー、
これも、現実。



ほんとうに今回の旅では
サパのいろんな側面をみた。
みれてよかった。


美しい景色や手仕事がある一方で、
急速に失われていく自然や伝統。



日本も同じような道を通ってきた。

今、自然を壊してまで発展を求めてきた歪みがいろんな形で表れてきている。


その最たるは、3.11。
多くの人が何かがおかしいと気づいた出来事。



発展という名のもとに、
みんなが同じ道をいかなくてもいい。


私たちが伝えられることを伝えていこうと思う。
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2015.09.18 17:07|旅行記〜ベトナム
本日、サパ最終日。
午後に私たちはここを発つ。

しかし、
昨日の夜で完成品、ゼロ。

果たして、
オーダーしたパンツは出来上がるのか⁈



全てをおばちゃんたちへ託し、
ラストのツアーへ。


この日は藍染デイ。
収穫を迎えた棚田に感動しながら
村へと移動。





いや。ほんと。
素晴らしい景色。

けれども、
途中、ダムがあったり、
斜面崩壊しているところもあったり、


この美しい自然が
失われつつある現実をみて、
複雑な気持ちに。


ほんと、この旅は
観光だけでは感じ得ない、
ダークな現実をよく目にする。




藍染めを終え、
バスの乗車時間に迫られながら、
いそいそとホテルへ戻り、
オーダーパンツのピックアップへ!


ドキドキ。


全部縫い上がっているかしら?
出来栄えはいかがなものかしら?


日本でもオーダーなんてしたことないし
外国でオーダーなんて、
初めてづくし。



期待と不安で胸が高鳴る。


ドキドキ。


すると、視線の先に、
笑顔で、出来上がってるよーー
的な手招きが。


お!ひょっとして、、、


駆け寄る私たち。



ぎゃーーーー!!!
かわいい!

どれも、これも、
いい感じじゃないーーーー!!



手紡ぎ手織りのヘンプ100%
藍染や手刺繍のオーセンティックな衣!


贅沢すぎるーーー♡


あぁ、カミサマ、ありがとう。


このままずっと
喜んでいたいところだけども、
いかんせん時間がない。


さっさとテンションを納めて
縫製チェックと、残金のお支払い。


ドルからドンへ桁がわからなく、
軽くフリーズ。。。

おばちゃんたちも軽くフリーズ 笑


支払いに戸惑いながらも、
なんとか。
時間までに、ミッション完了!


ありがとう!おばちゃん!
ほんとにありがとう!


はーーーー♡
やりきった!やり遂げた!


私たちもおばちゃんたちも、
頑張ったよーーーー!


ありがとうーーーー!



最後の最後、時間がなく、
みんなと写真撮れなかったのが
悔やまれるけど。


私たちとモン族のおばちゃんたちの
共同作品。


異国の地で人種を超えて
共に作り上げるよろこびよ!


みてやって 涙。



インディゴ×ホワイト




刺繍×インディゴ




刺繍×ホワイト





あーーーー♡
どれもこれもかわいい。


しあわせ。しあわせすぎるよー。


異国の地での
最高のエンターテイメント!
国を超えた創作活動!

今も思い出すと
笑いと感動が渦巻いてくる 笑


この旅の記憶を、
『ヴェトナム少数民族展』として
11月21-23日に開催予定。

ノリで決めてしまいました。

藤野にニューオープンする
clacciteにて。


少数民族の服や刺繍布の展示販売。

そして、このパンツの生みの親、
kamyaの受注会も。

今回は少数民族の布を
パンツにアレンジだそうです♡

2015.09.16 22:58|旅行記〜ベトナム
サンプルの仕上がりに気を良くした我ら。




明日までに何個作れる?

10?
いやもっとイケる。
じゃ20?

みたいなやりとりで、
ほんとイケるのかー?
と思いながら20をお願いしてみた。


マーケットで買った刺繍の生地と、
おばちゃんたちのインディゴ&生成りのヘンプのロールを

あーでもないこーでもないと
デザインを決めていく

嵐のような上昇エネルギー。


あっちもこっちも
ものすごい集中力!


オーダーも決まり、
ハイテンションのまま、
ご飯でひと息。


ふーーーっ。








翌日私たちはツアーに出てしまうので、
出勤してきたおばちゃんたちにエール!

新たに持ち込まれた、
インディゴの生地など確認。

サンプルの上がりが
ものすごく早かったので、
大丈夫だろうと安心して出かけました。


でも、ここはベトナム。
相手はモン族。
日本的な感覚ではいけなかったのです。



この日のツアーは、
ヘンプの織りまでのスタディツアー。
今オーダーしているパンツの
生地が生まれていく行程を追う。


私たち、すごい生地使ってるんだ。。。
奥の方から震えるような、感動。



そして、夕方ツアーから戻り、
どんな感じか覗きにいくと。


あれ?
オーダーした布ではない、
バティックの布で何か縫っている。
他のお客様のオーダーのようだ。

まあ、よしとしよう。


さて、
パンツはどこだと探してみると、
机の上に、インディゴが3本。

出来上がってるじゃないーーー♡

どれどれと、手に取ると
まさかの、
ウエストがついてない。

なぜ!?


これだけ?
と聞くとうんって。
今日仕上げるって言ったよねー??

明日の朝
チェックアウトなんですけどー!
オーマイガー!


ボー然としている私たちに
追い打ちをかけるように
おばちゃんの波状攻撃。


ニコニコしながら、
なんとも奇怪なオリジナルを見せてくる。


何それ?
一瞬、目を疑う。

藍染に白のラインがひときわ目立つ。
サルエルパンツ。

なにゆえ?
そのライン?

こ、これはまずい!


おばちゃん、何か言ってるけど、
1対3。物凄い剣幕でNO!を連発。
要求をはねのける。


はぁ⤵︎



翌日の予定を修正し、
ピックアップのため
一度ホテルへ戻ることにした。

そして、
明日の昼までにできる分だけ
オーダーすることに。


あの奇怪なパンツをみたあとは、
柄合わせなど任せられなくなって 笑
ベルトはこちらでカットすることに。

妙な一体感。
一丸となって、モノづくり。


じゃお願いねー、と帰り際、
今日は眠れないわー
なんていっていたのに。

まだいるかなと思い覗いてみたら、
もう真っ暗。すでにお帰りだった。
調子いいな 笑。


あーーー。ここはベトナム。
相手はモン族。


明日のラストスパートに賭けよう。




気を取り直して
夜のマーケットを覗きに。



おー!いい雰囲気。
なんて思ったのもつかの間。

メイドイン China満載の
露天が立ち並び、がっくし。


これがサパの現状だ。
こうやって手仕事は薄れていくのか!?


だいぶショック。


織り、染め、刺繍と、
三拍子揃って素晴らしいのに。
ほんともったいない!!


私たちからみたら珠玉の宝のような
彼らがやっている手仕事。

あぁ、彼らに
オーセンティックなものの価値を
伝えたい。


夜のマーケットでも、
ダメージを受けた私たちは、

美味しいご飯を求めて、
夜のサパタウンをウロウロする。

そして、ホテルの帰り道にあった
レッドザオハウスへご入店。





少しささくれた私たちの心は、
美味しいご飯で癒された。


ほっ♡


この夜サパのいろんな側面を
体験した私たち。

これが現実…。
複雑な心境…。


オーダーは天に任せて
夜は更けていくのでした。



パンツ完成編、その3へと続く。

2015.09.16 14:05|旅行記〜ベトナム
この旅の目的のひとつ。

それは、このパンツを
モン族のおばちゃんに縫製してもらえないか、というもの。




前回のサパの時に、
持ち帰ったヘンプ布。




試しにkamyaのやよいちゃんに作ってもらったものの、ヘンプの生地の強靭さときたら。


日本の家庭用ミシンでは太刀打ちできず、ミシンがヴィィィーン!!!と悲鳴をあげる。

商売道具が壊れてしまいそうな勢いだったので、今度ベトナム行く時お願いしてみよう~と漠然と思っていたのだ。



ハノイからサパへはバスで。

到着後すぐ、バスターミナルで、
モン族の物売りたちの先制パンチ。
かるーくダメージを受ける。

ものすごく、切ない。。。





でも、お泊まりしたサパのホテルからの眺めに心が洗われる。

チェックインまでの間、
テラスでのんびり癒されていたら、

商売熱心なモン族のおばちゃんが、
私たちの声を聞きつけたやってきた 笑

商売熱心!


バスに群がる物売りダメージが
まだ消化しきれていない私たちに、
容赦無く押せ押せのトーク。


前回の訪問を覚えていてくれたみたいで、嬉しかったけど、押しが強いぜー笑


でも、これが、彼女なのだ!
生きるための道なのだ!


約束通りショップへ顔を出す。
日本からのお土産、柿ピーを手土産に。

そしたら、目ざとく、
ビニール袋の中に入れておいた、
あのパンツを勝手に取り出した 笑


おそるべし。


見るや否や!
サルエルパンツのカタチに、
Ohー!アメイジング!的な反応。


ニヤリ。


そして私たちも、
一気にスイッチオン!


このパンツ作れる?
日本のミシンじゃ縫えないのー

オッケー!I can!


そんなノリで笑
サンプルをオーダー。

そうと決まれば、
HOW TO ソーイング!

ちゃっちゃっと事が進んでいく。




嬉々とした表情で習う、
モン族のおばちゃん。





一緒に仕事してる感が、
なんか、嬉しい♡




躊躇せずハサミを入れ、
待ち針も使わず縫い上げる。

仕事のはやいこと!





ここで購入した生地で
2本色違いでオーダー。


また夕方戻ってくるねー!と
あっさりすべてを託し、
ニューマーケットへ繰り出したのでした。




ほくほくニューマーケットで、
軽くスパークしてきた私たち。


買え買えのマーケットで、
感動の涙。
意味がわからない。笑




なんにせよ。感動の涙の別れで
穏やかにマーケットを後にし、
ホテルへと戻る。


パンツの仕上がりは、
そんなに期待はしていなかったの。

でもね、
いざ出来上がってきたものは、

なんということでしょうーーー!

良いではないですか!!!


おもむろに試着。
かわいい!

この、ご満悦顔!





これならと思いオーダーへと
急速に動きだす!

おばちゃんも私たちも
ゴーゴー!



2015.09.16 05:38|旅行記〜ベトナム
サパから山を下って車で1時間。
ターイ族の住む村へ。

お天気もよく、
収穫を迎えた棚田が美しい







ターイ族の村は、標高800m。
サパよりだいぶ暑い。
この暑さが藍を建てるにはよいのだと。


この村の藍染はモン族の行程と少し違い、インディゴの他様々なハーブを入れ、染まりもよく本当に良い染めなんだという。

そしてこの村の山奥には、
まだコットンの畑が残っている。


周辺の村々では、
コットンの栽培をどこもやめてしまったとの事なので、貴重である。



コットンの行程
種と綿を分けた状態からスタート





綿打ち




弦を竹の筒で弾いていく
音がリズミカルで心地よい。





橋に巻きつけ筒状に
きりたんぽみたい






糸紡ぎ
後ろのリビングのテレビが 笑









ものすごく、細く紡いでいく。

ターイ族のこの村でも、コットンの織りができる人は減ってしまったという。




藍染の説明


この村の藍染めには、インディゴ含め、生姜やザオザムなど、9種類を入れる。


左から順に、

1.indigo 藍
2.ginger しょうが      
 香り付け
3.chili  ちり(トウガラシ) 
神様よけ(他の神様がよってこないようにする)
ベトナムではにんんくを神様よけ(魔除け)的な感じで
赤ちゃんのおくるみの中に忍ばせる習慣があり、
Tay族の場合、チリがそれに該当するのだそう。
4.Rau ram          
ザオザム 香り付け ベトナムのコリアンダーというハーブ。
孵化しかけのあひるの卵料理に使うんだよーとガイドさんが嬉しそうに話ししてた。
5.La coi             
色を良くする、落ちにくくする
6.Xinh xao(Tay)        
色を良くする、落ちにくくする 
Tayにしかない植物でベトナム名もない
7.Zung zenh(Tay)      
色を良くする、落ちにくくする 
Tayにしかない植物でベトナム名もない
8.Bo bat(Tay)
色を良くする、落ちにくくする 
Tayにしかない植物でベトナム名もない
9.Betel キンマ、びんろう
台湾などで噛みたばこ的な存在のびんろう。
色止め効果があり、ガイドさんいわくベトナムではジーンズを洗うときにこれを入れて煮て色落ちを防ぐという方法があるらしい。










この草を一週間水につけおき
草を水から出しライムパウダーを入れて撹拌。発酵して、粘りを出して濃くする。







ライムパウダー











泥藍
ライムパウダーを入れて2日、
上澄みをすてて泥藍を作る。






水を加えて1週間置く。
藍染液のできあがり。

ここの家の藍染窯サイズで
50mは染められるよとのこと。





染める前、必ず山のお水を通します。
塩素の入った水ではうまく染まらないのだそう。





藍がフレッシュだと、
黄色からグリーンへと変化。







藍を空気に触れさせている間、
お昼ごはん。
旬の筍いっぱいのおもてなし。

お手製ライスワインが強烈でした。




お昼のお魚はここから。
家にある養殖池があるって、すごい。




藍染もいい感じに。
風になびいて美しい。





この村は暖かく豊かなのか、
子供達が無邪気で明るい。
サパのモン族とちがう。
しかし、かわいい♡






けど、水力発電のダムを建設のために、
この家族は、移転を余儀なくされ、ここに移ってきたという。

サパの発展のために必要な電力を供給するため、小さな村が潰れていく。。。
とても複雑で、いたたまれない気持ちになる。

サパの繁華街や、メイドインChinaな
ナイトマーケットといい、薄れていく伝統衣装といい、心が痛い。


でも、現地の人、みんな明るいんだー!


最後はみんなで記念写真。
みんな背丈が一緒です 笑

他人とは思えない村々の人たち。








2015.09.16 04:02|旅行記〜ベトナム
たくさんの行程を経て織りあがった生地を、モン族独特の真っ黒な色になるまで
藍染めをしていきます。


藍の樽
各家庭にあるそうです。

昔の日本のぬか床みたいな感じかな。
家庭の味、家庭の色。










染めあげた布に刺繍をし、
モン族独特の文様を衣服に施していきます。


刺繍のやり方を見せてもらいました。




図案はなく、頭の中にあるものを
針を刺して描いていくそうです。


この刺繍は名刺がわり。
刺繍で手仕事の腕前を披露しているのだそう。





ひとしきり学び終えた頃、
雨も上がり、収穫の時期を迎えた
美しい棚田が目の前に広がっていました。






藍染めはもうひとつ、
モン族の藍染とは別に、藍染めの技術に長けたコットンを織る村も訪れました。


コットンと藍染の旅へと続く。
2015.09.15 22:04|旅行記〜ベトナム
ヘンプの一連の行程を学ぶため、
他の村のお家へ移動。


途中の棚田が美しい。







まず、こちら、収穫したヘンプの茎。
長さが180センチくらい。
ここから麻の繊維をとっていきます。





収穫後、
雨に濡らさないよう3日ほど天日干し。
(濡れると強度が落ちるそう)


こんな感じにして立てておくそう。





保管していた麻の茎を
なるべく同じ幅になるように裂いていきます。

湿気がある方が裂きやすく、
モン族の土間の暮らしは
湿気がある程度保たれ、
理にかなっているのだそうです。







繊維は束ねて保管。








その繊維を木臼でついて、
柔らかくしていきます。




えんやこら、
30分続きます。





そうして、
その繊維を撚り合わせて、
2.3キロになるまで繋いでゆきます。





手織りの生地を作る中で、この行程が一番時間がかかるそうです。


腰に繊維を引っ掛け、手にぐるぐると巻きつけながら、空き時間を利用していつでも何処でも。

写真はマーケットでの様子。
街中で糸紡みする女性を沢山みました。




みんなで練習するの図。
おばちゃん、簡単にやるけど。
難しい。




こうして繋いだ繊維を水に30分くらい浸してから、糸を撚ります。


足踏み式、糸撚り機。





竹の道具を使ってコントロールしながら4本の糸を一気に撚っていきます。





撚り合わせた糸をかせにします。

かせにしているところの写真は
撮り忘れてありません~





前回のサパ訪問の写真より。





糸かせ後、
まとめた糸を柔らかくするため、
灰汁で1週間煮ます。

毎日水をかえながら煮て、
川ですすいでまた煮るを繰り返し、
6日後、煮る水が綺麗になった頃
ミツロウを入れた水で煮て
やわらかくします。

灰が麻の繊維の中のゴミをとり除き
糸の色が白くなり、かさも半分くらいになります。


糸縒り後の状態





灰汁で煮た後。





その後、木と石でしごいて繊維を柔らかくします。

みよ、この妙技。




最終的に、糸は右の状態に。
だいぶ白くやわらかさが増しています。





そうして、やっと織りへと続きます。


奥の緑の繊維から、
手前の白い糸を作るまでの
たくさんの行程。






やっと織りの行程です。
機織りの音のリズムが心地よく響きます。





1日で1mほど織り上げるそうです。





途中で縦糸が切れたので直しています。





この村の織りはとても小幅でした。





以上が織りまでの一連の行程。
果てしない。

布、されど、布。
衣をまとうの尊さを肌で感じました。


自然のリズムに則して手仕事と共に生きる、モン族のオーセンティックな暮らし。

感動しっぱなしです。



さて、さて。
織り上げた後は藍染めをして、モン族独特の真っ黒な藍染の布に仕上げて行きます。


藍染め編へ続く。
2015.09.15 12:33|旅行記〜ベトナム

Hemp study tour
*編集し手直ししながら書いています。





モン族の村の家を訪ねて





真っ白な霧が立ち込める中、
モン族の伝統的な家庭を訪ねました。


この辺りはサパの中で一番大きなヘンプの栽培地。標高は1700m。2013年の大雪では30年に一度の大雪で、膝まで積もったそう。


家の周りには、
衣の材料となるヘンプや藍が栽培され、家族の衣服を自給自足する暮らしがそこにはありました。


訪れた9月は、
繊維としてのヘンプの収穫は終わり
種取り用のヘンプが大きな木のように生長していました。





ここサパでは、
標高1600m以上の高地でしか
種取り用のヘンプは育ちません。

低地では繊維をとるまでには生長するようです。

繊維用のヘンプをとる場合は、密植して枝葉を出さずまっすぐにより細く良い繊維が取れるよう栽培されています。


3月、草木が芽吹き一斉に生長し始める頃に種を蒔き、10月、木々が紅葉し葉を落とす頃、自然乾燥させて種を取る。
大部分の葉は枯れてしまいますが、種のまわりだけは種を守るようにして葉を残すそうです。


モン族のヘンプ栽培は自然に則し、人の都合よりも、自然に合わせたほうがはるかに合理的だと分かっていて暮らしていることに、感銘を受けました。


このおうちのこ。





子供用の繊維は、なるべく細く柔らかな繊維を使うため、ヘンプの背丈が低い6月くらいに刈り取るそうです。


モン族といえば、ヘンプと濃紺色の衣。
藍染めを真っ黒になるまで染め重ねます。

こちらが藍染めに必要なインディゴ畑。種取り用。




これも一緒に栽培されていました。
藍の甕に一緒に入れるハーブ。
ザオザム。





藍だけでなく、ほかの草木も入れているとか。



途中から大雨が。
雨宿りしながらモン族のおうち訪問。




軒先で、精巧な竹籠を編むお父さん。
数少ない男性の現金収入。





買って帰りたかったけど、どう持ち帰っていいのかわからず断念しました…。



土間の家に家族三世代での暮らし。




子ども8人。子沢山。

おばあちゃんの子どもも小さくて
お母さんの子どもにおばあちゃんが
お乳をあげているとか!
驚きです。


無造作に置かれた暮らしの道具
いい雰囲気です。




屋根裏に干された
収穫を終えたトウモロコシ。





収穫した麻から繊維をとって
屋内に保管されていました。




新年に合わせて家族の伝統衣装を仕立て、季節に沿って、ヘンプや藍の栽培、収穫、糸紡み、織り、藍染、刺繍まですべてを手仕事で行う暮らし。

織りや裁縫は冬季を中心に行われます。

そして、この周辺でヘンプの栽培はモン族だけだそうです。



こちらは織り上げた繊維を
やわらかくする道具

使い込まれ、
インディゴで真っ黒に染まっています。





油分の少ないヘンプはカサカサした質感。そこに油分を補うため、ミツロウを入れたお湯で煮てから、この石でこすり生地を柔らかくスムースにします。

もう、智慧の結晶。




ヘンプの織りの中で一番時間のかかる糸紡みは、女性たちが空き時間を利用して行っていました。


サパ訪問1日目にみた、マーケットで糸を紡む女性。




暮らしの中で合間をぬっては、糸紡み、刺繍が日常的に行われている暮らし。


ベトナムに点在する少数民族の村では、伝統的衣装の自給が薄れ、伝統的な衣装を着用する慣習も減ってきているそうです。


でも、サパ周辺は多くの人が伝統的な衣装を日常的に着用している貴重な場所。


少数民族を研究しているガイドさんも、熱くサパのすごさを語っていました。

サパ♡

この後も、モン族のヘンプにフォーカスした、オーセンティックな衣の旅はまたまだ続きます。












2015.09.08 19:30|お香づくり




先日、
海∞森つなぐお香を、
川の神様の元へお供えしてきました。

森から流れ出たお水は
川を介して海から空へ、
再び大地へ降り注ぎ
いのちのお水は巡りゆく。

川が流れることで
穢れは自浄されていく。

( 出来るだけきれいにしてから
海へ流すって、愛だよね♡ )

が、今、川の流れは滞り
汚れたままのお水が海へ。
海の自浄作用も追いつかない。


だから当然、自然からできた
私たちの身体も汚れてしまう。


でも、
流れれば、清まるのだと、
自然が教えてくれている。

呼吸が通れば、血液も流れる。
思考もしかり。

( 呼吸は大事♡ )

一定のリズムの
優しい呼吸の時は

マインドも、
清く、優しく、美しく、
愛で満ちる。

と、清らかな川の流れが
いのちの輝きで教えてくれている。


( 自然は偉大♡ )


私たち人間が、
真を知り、
清く、優しく、美しく、
愛を元に生きたなら、


汚してしまった自然環境を
綺麗にしようと動きだす。
そう思う。

すべては、調和へと向かう。
そのための不調和だったりする。

今その中で、
どう在りたいか、
どこへ向かいたいのか。

それを問うための、不調和。
そういう事なんだと思う。


私はすべてのいのちを愛しむ
そのよろこびを皆と分かち合いたい♡
2015.09.01 20:38|お香づくり


麻炭香ワークショップ
関西遠征~


この度ご縁を頂いた、
メロウヨガスタジオで
麻炭香をみんなで作りました♡


WSを主催してくれた
スタジオオーナーのふくちゃんから
お写真を頂きました♡

楽しそうな雰囲気が伝わってきます。









お香をつくるテーブルは、
魔女っこたちの実験室のようで、
指先から、
麻や、ハーブのエネルギーをチャージ


知らず知らずのうちに
ハートへ作用。

意識しすぎない、こういうの好き♡


みなさん♡
ありがとうございました!

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プロフィール

たけうちくりこ

Author:たけうちくりこ
自然をこよなく愛し、色*音*香りで自然を体現する森の人。ヨガで深めた意識と自然(森)が拡げた意識が交わる豊かな世界で、のびのびと生命のよろこびと共に生きています。
2008年にヨガの師であるニーマル氏と出会いヨガの道へ。2010年より森林保全の活動に関わり、自然とのつながりをテーマに草木染めを始める。染めて縫う手作り服ワークショップを定期開催。
消費から創造へと、暮らし方をリデザインする、いのちのがっこうを主宰。

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